Race Result


2022 年 全日本ロードレース選手権

 

ラウンド グランプリ名 決勝日 予選 決勝 ランキング
1

スーパーバイクレース㏌もてぎ 

ツインリンクもてぎ(栃木県)

4/3 8位   2位 2位 
4

スーパーバイクレース㏌ SUGO

 スポーツランドSUGO(宮城県)

6/4、6/5  5位/2位  優勝/4位 2位 
6

スーパーバイクレースin九州

オートポリス(大分県)

6/19、20      
7

スーパーバイクレースin 岡山

岡山国際サーキット(岡山県)

9/18      
8

第53回MFJグランプリスーパーバイクレース㏌鈴鹿

 鈴鹿サーキット(三重県)

11/6      

※ラウンド2,ラウンド3 はJSB1000クラスのみの開催  ラウンド5 はJ-GP3のみ開催


Race Report


シーズン初戦は              リスクを避け2位を選ぶ


レースは最終ラップを迎えた。小山は2番手につけ、トップを走る羽田の後ろにピタリと付けていた。そして勝負どころである90度コーナーにさしかかる。小山はインから仕掛けようとするが、後続も来ているだけに、ミスは許されない。ここはポジションをキープすることに切り換え2位でチェッカーフラッグを受けたのだった。

 今シーズンからフロントフォークの仕様を大きく変更することを決意。3月に入ってからスポーツ走行を2回走り、事前テストをこなすが、煮詰め切れていない部分も残っていた。それでも可能性を秘めていると判断した小山は、あくまで決勝を見据えてアベレージタイムを上げるマシンセットを進めていった。

 公式予選では、一発のアタックは出せずに苦しんでいたが、それでも自己ベストを更新。タイヤの表面グリップで走るライダーもいるため、8番手というポジションは、それほど気にしていなかった。

 ST600は、ドライコンディションで行われた。好スタートを切った小山は、1コーナーで4番手に浮上。混戦の中、トップを走る荒川選手が逃げないようにマークしていた。その後、羽田選手がトップに立つとペースを抑えたため、トップグループは、7台にふくれ上がる。大集団になったことは、小山にとっては想定外だったが、タイヤマネジメントをしながら周回を重ねていく。そしてラスト5周になったところで順位を上げていく。残り2周を切った1コーナーで前を走る選手が転倒。そこからは前述の通りの展開となった。

2022 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦

SUPERBIKE RACE in MOTEGI

栃木県・モビリティリゾートもてぎ(1周=4.801379km)

4月2日(土)予選:8番手(1分53秒400 )

    3日(日)決勝:2位

 

小山知良コメント

「タイヤマネジメントには自信があったので、レース終盤が勝負だと思っていました。残り5周でみんな厳しい状況なのが分かったので、前に出ていきました。最終ラップの90度コーナーは、仕掛けようと思えばいけましたが、ミスする可能性も高かったですし、後ろからも数台来ていましたから、今回は2位でゴールすることを選びました。最低限の仕事はできたと納得しています。日本郵便さんを始め、多くの皆さんの応援が励みになりました。ありがとうございます。次戦こそ勝てるように事前テストから取り組んでいきます」

 




2022 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦

SUPERBIKE RACE in SUGO

宮城県・スポーツランドSUGO(1周=3.6211km)

6月4日(土)予選・レース1   5日(日)レース2

レース1 予選:5番手(1'30"956)決勝:優勝

レース2 予選:2番手(1'31"040)決勝:4位

小山知良コメント

「20年前からSUGOは鬼門でしたが、今回も女神の後に魔物が現れ、最後は女神が微笑んでくれました。レース1ではビッグバトルを制して今シーズン初優勝を飾ることができ、レース2はビッグクラッシュからチームのみんながマシンを修復してくれて走ることができ4位でゴールできました。今回獲得した13ポイントはチャンピオンシップを考えても大きいでしょう。後半戦も、さらに強い走りができるように全力でプッシュします。今回も多くの応援ありがとうございました」

最後まであきらめずに

つかんだ13ポイント


全日本ロードレース選手権第4戦が宮城県・スポーツランドSUGOで開催された。小山の参戦しているST600クラスは、4月の開幕戦以来2戦目となるが、2レース制となっており、実質2戦分のポイントがつく重要なラウンドとなる。事前テストはもちろん、スポーツ走行にも赴いて万全の体制でレースウイークを迎えていた。

 今回のハイライトは何と言っても日曜日のレース2だった。レース1では、かつてのチームメイトでもある羽田太河選手と開幕戦に続いてバトルを繰り広げトップでゴール。今シーズン初優勝を飾った。

 レース2が行われた日曜日は、午前中に行われたST1000クラスで多重クラッシュが発生したため、タイムスケジュールが変更され、ST600クラスのスタート時間は、16時15分と1時間も遅くなり周回数も18周に減算されて行われることになる。

 レースがスタートし、小山はフロントロウから2番手で1コーナーに入っていくが、4コーナーで1台にかわされ3番手につけていた。しかし2周目のバックストレートでブレーキをリリースした瞬間、直立状態から転倒。240km/hで放り出された小山はクラッシュパッドに激突。オープニングラップに転倒し、再スタートしたマシンから広範囲でオイルを漏らしてしまっており、小山は、このオイルにのってしまったのだ。小山以外にも転倒したライダーがいたため、すぐに赤旗が提示される。小山に大きなケガがなかったのは、不幸中の幸いだったが、マシンは大破してしまっていた。マシンを見た小山は、もしレースが再開されても修復は不可能だと絶望的な気持ちになっていた。

 しかしチームはあきらめなかった。小山のマシンの到着を待っていたメカニックを始め、スタッフ総出で修復にかかる。そして17時35分から12周でレースは仕切り直しで行われることになる。マシンは、何とか走ることができる状態に修復されグリッドに向かうが、トレートは真っ直ぐ走らず、右コーナーは接地感がなく左コーナーは曲がらない状態だったが、みんなの想いがつまったバイクで“絶対にやってやる!”と気合いを入れる。

 スタートするとトップ2台には、ついていけなかったが、3番手をキープ。身体の痛みに耐えながらも、バイクの状態を理解しながら、どう走らせるのが最適かを考えながら周回を重ねる。7周目に入るホームストレートで1台にかわされるものの、そのまま後続を抑え切り4位でチェッカーフラッグを受け、13ポイントを積み重ねることに成功したのだった。